二ヶ月も放置することになるとは(
あんぐらオフが無かったりシングル厨の日に用事があったりしたのがいけないんです…

ファイアレッドリーフグリーンの初期シードと乱数の進む仕組みについて

知ってないとここから先分からないと思われる重要なワード
・初期シード
・エメラルド式の乱数調整法



まず、基本的な事柄。
初期シードが0で固定のエメラルドとは違って、FRLGでは初期シードが変動します。


初期シードが内部で決定するタイミングは、
「タイトル画面(リザードン)からロード画面(つづきからはじめる)に進むタイミング」です。*1
この瞬間に初期シードが決定され、これ以降(おそらく)エメラルドと同様の仕組みで乱数が消費されていきます。


以上のように初期シードの決定するタイミングが分かったので、初期シードの決定式がわかればDPtのように狙えるのですが、FRLGの初期シードは、見たところむずかしい方法で決められていて、具体的にどんな値になるか予想ができません。
ですが幸いなことに、初期シードもループしていることが分かりました。
ループする条件は詳しくは分かりませんが、初期シードの決定するタイミングを毎回あわせるとループする確率があがります。


例えば、連射パッド*2でロード画面まで進めた場合それなりの確率で同じ初期シードが出ます。
以下は、連射パッドを使ったときの初期シードとその出現回数です。

初期シード 出現回数
8586 6
8590 2
8591 2
8592 1
8593 1
8596 1
858b 5
858c 17
3b17 1
3b1a 1
3b1f 2
3b3c 13
3b3f 1
3b44 1
3b45 5
3b46 1
3b4c 2
3d64 4
3d65 2
3d67 2
3d6d 13
3d71 1

ところで初期シードの求め方ですが、例のようにポケモンを捕まえてそいつが作られたシードをまず求め、そのシードをさかのぼって探します。このとき、初期シードはかならず4桁になっていることに注目して探します。
ロード画面からエンカウントした瞬間までのフレーム分さかのぼったあたりに4桁のシードが見つかれば、それが99%初期シードです。


以上のデータを見ると0x858cが最も高い割合で出ています。
この初期シードが出る場合にピンポイントで絞って、エメ式で狙うと、エメのおよそ1/5?くらいの確率で狙いの個体が出せるはずです。
もちろんピンポイントで狙うといっても、初期シードは捕まえるまで分からないので、初期シードが外れていようが毎回タイミングを図る必要があります。


また、今回連射パッドを使っていますが、自分の手で連打してやってみた場合、初期シードがループする割合は数%でした。
頑張って連射力を鍛えるしかないですね^^
連射パッドを使わないで成功させた人もいるみたいなので、やり方しだいかもですが(


既に実験済みで、この方法で狙ったものを捕まえることに成功してます。
そのあとリセットしてサンダーの前までいきなおし、もう一度上のようなデータを取ってみたところ、初期シード偏り方は上のデータとほとんど同じでした(少なくとも一番でやすいシードは一致した)。
連打の性能やFRかLGか等でおそらく出やすいシードは変わると思うので、実際にやってみる場合はそういったデータ取りからやるのをおすすめします。
失敗したときも、初期シードとフレーム的なずれの両方をメモってデータを蓄積していくといいです。
すごく強いのを狙いたい場合、出やすい初期シードで遠くのサンダーを狙うか、でにくい初期シードで近いサンダーを狙うかは難しい問題なんで、大量にデータがあると重宝します(
ちなみに、858cは"それなりに"良い初期シードのはず、です。

*1:ちなみにいったんもタイトル画面に戻った後もう一回ロード画面に進めると初期シードが再決定します

*2:LとAを両方連射