セルケト

グライオンのつばめがえしについて。


グライオンの技は、スカーフ持たせるとか、一撃使いたくないとかそういうのがない限り、ギロチンと羽休めがまず確定します。
残りの技は、地震、つばめ返し、氷の牙、カウンター、挑発とかそこらへんが入ってくるわけです。

その中で、一見、つばめ返しは対格闘をこなすには必須に思えますが、防御面が完璧なので弱点を突いてスピーディに倒す必要はあまり無いです。例えばカイリキーについては地震と30しか威力が変わず、倒すまでにかかるターンは同じこともあります。この場合つばめ返しはなくてもいいということになります。
では、つばめがえしはどんなポケモンと戦うときに最もメリットを発揮するか。もちろんヘラクロスです。
そこで、つばめ返しのないグライオンヘラクロスに負けるパターンについて考えてみました。


まずは今の流行りの拘りヘラを相手にする場合。


拘り全振り補正の場合。
グライオンストーンエッジ3発で沈みます。先手で急所当てられて後手で羽休めしていなければ、次が外れない限り負け(確率8%)。
しかし羽休め連発していれば99%負けません。拘りエッジなのですぐにPP尽きるので。


拘り全振り補正でなく、攻撃がそれなりに低い場合。3発耐えるので、羽休めで外れを待ってギロチンか何かがうてます。
外れなくてもPPが切れるはずです。外れたとき、ギロチンするか地震するかは、ギロチンのPPをどれくらい残して勝ちたいかとかによるでしょう。地震だとおそらく5発かかります。


以上から、相手が拘りヘラならつばめなくてもいけるでしょうという感じ=つばめ返しが無くてもOK。



で問題大有りなのが剣持ちのヘラ


4段階UPされたら半分以上削られるので回復に専念しても負けます。そこまででギロチン3回うてるけどそれまでに当てないと負け。交代際に剣されてたら2回しか打てません。
ただし、挑発カウンター持ちグライオンなら、剣見てから挑発、カウンターで急所来ない限り勝ち。(2段階UPなら2発耐える)


ギロチン3回打てるなら65%勝てるのでまあいいですが、身代わり持ちだったらアウツ(
地震では壊れません。つばめも挑発もなければどうしようもなく負けます。
ただ、挑発カウンターなら、身代わり見てから挑発でギリギリOK。ただカウンター2回する必要があるし、残りHP2割ないのでどっかでインファイト食らったのを回復せず放置してたら突破されます。


あとは剣火炎球です。
1回舞っただけで半分削られるようになるのでギロチン打てる回数がマイナス1。
個体値低いと2段階Up根性空元気で死ぬ恐れも。最大値でも3/16で一発。これがきたらつばめ持ってても殺されますがw
挑発カウンターだとしても、剣見てからすぐカウンターじゃないと遅いですね。



以上からカウンターもつばめもないグライオンは剣ヘラについて結構きつい、と。


ただ、このパターンでヘラが突っ込んでも、つばめグライオンだった場合ヘラ側の損害がめちゃくちゃ大きいです。
さらに剣ヘラだとボーマンに対しても弱くなります(スカーフのせいでカムラでも抜けない場合が多く、抜けない以上相対的に拘りよりも火力面でボーマンに弱くなる)
それらを考えると、拘りヘラより剣ヘラは少ないはず。よってこの対策が万全でなくても妥協できる範囲で、つばめ以外の技を入れることで他の弱点を埋められるなら、つばめを切るという選択肢は全然ありになってきます。



なので結局は、つばめを持つことによって剣ヘラに強くなることと、その他の技を入れ他のポケモンに強くなることの、どっちにメリットがあるかという話になります。


まず地震について。
ギロチン以外にも攻撃技がほしくて、単純にタイプ一致で威力が一番高いってのが理由かな。
つばめと地震を比べたとき、グロス乱数2発とか、ヤチェを持てばめざ氷ゴウカザルやサンダースに勝てることが大きな差です。
地震+つばめ返し以外の組み合わせで使う場合、基本的には地震+何かの組み合わせになると思います。


氷の牙について。
まず地震の聞かないタイプとの相性がいいというのがひとつ。
ただグライオンの攻撃は基本的に無振りなので威力はほんとゴミです(
ゲンガーを1/4ちょっとしか減らせないってどんだけ。対ゲンガーに関しては、つばめは1/3ちょっとなのでそれなりに差があります。ゲンガー怖いからつばめ返しっていうのも全然あり。
もうひとつの利点はもちろん4倍狙い。というかボーマンダガブリアス
かいりきバサミの効果とかを使って、威嚇されずに無振りボーマンダ氷の牙を当てたとすると最低65%。これにヘラの威嚇込み拘りインファイトとかグロスのプレートバレットを当てるとたしかギリギリ落ちるんですよね。グライオンでボーマンにダメージ与える必要性はそんなに高くないけど。ボーマンの玉流星でグライオン即死するので、狙うのはそうとう対ボーマンで必死なときだと思います。
ガブリアスに対しては、つばめ+地震だと剣の舞命の玉でとんでもないことになるのでそれに対するささやかな抵抗として。
玉逆鱗で乱数2発なので、氷の牙なら運次第で玉ガブリにはタイマン勝てます。これが重要かな。他はあまりメリットなし。
玉ガブリには、他にも牙+プレートバレット+玉反動×2という倒し方もあり。2匹殺されますがw
ヤチェガブリは氷の牙2発耐えられるので剣逆鱗逆鱗でこちらの負け。ただHPは相当削ります。地震だと削れるHPが少し減りますが、どっちにしろバレットで追撃すればOK。
拘りだと2発で沈むけど、逆鱗見てからグロス出しましょうということで対処。
氷の牙は自分で使ってて疑問がかなりあったから長いですね(
まとめると対ボーマンガブリは確かに強くなるけど決定的に強くなるわけではないという感じかな。氷の牙無いと負ける場面でも牙があると不利ながらも勝ち筋があるという感じ。


カウンターについて。
上で書いたように剣ヘラにまあまあ強くて、他にもいろいろ役立つ便利わざと言う印象。
攻撃上がったグロスとか鈍い積んだカビゴンとか、ギロチン連打では勝てるか怪しいときにすごく頼りになる。
タスキ持ちならトリック太鼓カビとかにさりげなく強いし、剣玉ガブリもうまく誘えば倒せる。カイリキーの冷凍パンチも返して勝てる。
使ったこと無いから分からないけど、牙よりは有効範囲広いんじゃないかなあという技…
ただ技構成的にゲンガーとかにかなり弱くなりますよね。そこらへんに問題がありそう。



これ以外の技は奇策な気がするのでカット
結論は出ないのでパーティにあう技を考えましょうということで・・・


予定よりめちゃくちゃ分量増えててワロタ